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「みらいチャレンジプログラム」 の事前学習を実施しました

 glolabは、外国にルーツを持つ15歳から20歳の若者に向けて視野を広げる力をつけ、将来を考えることや新しいことにチャレンジすることができるプログラム「みらいチャレンジプログラム」を企画・実施しています。

 このプログラムは、公益財団法人日本国際交流センターの「外国ルーツ青少年未来創造事業」連携事業である住友商事株式会社の社会貢献活動プログラム「100SEED」との協働の一環として、同社プロボノチームおよび一般社団法人十勝うらほろ樂舎や浦幌町の有志の方のご協力の下、実施しております。なお、当プログラムは公益財団法人電通育英会の助成を受けて実施しております。


そのプログラムのひとつである事前学習についてご報告します。

「みらいチャレンジプログラム」事前学習 概要

 ■ 日時:2021年6月27日
 ■ 講演:一般社団法人十勝うらほろ楽舎・代表理事 近江 正隆氏
 ■ 参加者:中学2年~高校3年生
 ■ 参加人数:9名
 ■ 形式:ハイブリッド(対面・オンライン)
 ■ ねらい:
   1. お互いを知り、チームワークを築く
   2. ”浦幌町”を知り、合宿への意欲を向上させる



事前学習の様子

アイスブレイク
 埼玉、神奈川、群馬から対面とオンラインで参加してくれた中学・高校生のみなさん。この日、初めて顔を合わせました。アイスブレイクとして、住友商事プロボノチームと共同制作したオリジナルゲームを行いました。このゲームは、文化祭で演劇をするチームと焼きそばの屋台を出すチームに分かれ、カードに書かれている「自分ができる役割」や「やってみたい役割」を選びます。裏面には、そんな役割が好きな人の特長が書かれています。特長を見ながら、自分が得意なことや、がんばれるようになるためにはどうしたらいいのかアドバイスを出し合いました。




 


■”浦幌町”ってどんなところだろう?

 プログラムコーディネータの李から、浦幌町について説明があり、想像を膨らませました。浦幌町がどこにあるのか、町の様子、主な産業など町の概要説明を行いました。私たちの身近な商品にも浦幌町で作られた製品が使われているとのことで、浦幌町の写真をまじえての説明に参加者みんなで想像を膨らませました。そして、小さな町の中にどんな仕事や生活があるのかをGoogleストリートビューを使ってのぞき見ました。参加した中高生からは、「大きな病院はあるの?」、「娯楽はあるの?」という質問が出てきました。一見、第一次産業が盛んで、首都圏よりも制限が多く見える浦幌町。しかし、他の多くの町にはない魅力があるのです。


”うらほろスタイル”を生み出した、近江さんのお話

 ”浦幌町”のことをもっと知るために、一般社団法人十勝うらほろ樂舎・代表理事の近江正隆さんとオンラインでつなぎ、お話していただきました。近江さんたちは、都会の社会人と協働し、持続可能な地域づくりをめざして新しい事業創出にとりくんでいます。都会の社会人がたくさん参画し、これまでにない働き方、暮らしを作り出しているそうです。将来を考える場や情報が不足しがちな外国にルーツを持つ若者にとって、これからの働き方、生き方のヒントになるお話でした。



参加した中高生からは、「浦幌町に行ってみたいなと思いました。」「浦幌について少し知れて印象などが変わったので良かったです!!!」「一気にイメージがついた。とても楽しそうだと思って、実際に浦幌町に訪問するのが楽しみになってきました。みなさんのことも知れて、次回も合宿に集まるのが楽しみです。」などといった感想が聞かれました。



 今後さらに「仕事」と「暮らし」について、より深く考えて学べる機会を作っていきます。



プログラムコーディネータ:李 澍
報告執筆:人見 美佳