「みらいチャレンジプログラム」第二回事後学習を実施しました。
glolab(グロラボ)は外国にルーツを持つ15歳から20歳の若者に向けて視野を広げる力をつけ、将来を考えることや新しいことにチャレンジすることができるプログラム「みらいチャレンジプログラム」を企画・実施しています。
このプログラムは、公益財団法人日本国際交流センターの「外国ルーツ青少年未来創造事業」連携事業である住友商事株式会社の社会貢献活動プログラム「100SEED」との協働の一環として、同社プロボノチームおよび一般社団法人十勝うらほろ樂舎や浦幌町の有志の方のご協力の下、実施しております。なお、当プログラムは公益財団法人電通育英会の助成を受けて実施しております。
今回は12月に実施した事後学習第二回をご報告いたします。
「みらいチャレンジプログラム」第二回事後学習 概要
■ 日時:2021年12月5日(日)
■ 参加者:中学2年~高校3年生
■ 形式:オンライン
■ ねらい:2022年3月の浦幌合宿に向けて考えや希望を参加者から聞いてプログラム企画に反映させる
■ 内容:
・進路を考えるにあたって、聞きたいこと、相談したいことを共有する
・浦幌町で体験して、知りたいことを考え、提案する。
事後学習の様子
今回の目的は、参加者の考え、希望、提案を聞き、3月の浦幌町合宿の企画に活かすことでした。この日はこれまで以上に参加者から積極的な発言が多く、また、参加者同士や企画チームの大人との関係性が少しずつ築かれつつあることも実感できる1日でした。
浦幌町でどんな体験をして何を知りたいか考えるグループワークでは、ただ体験したいことを述べるのではなくその理由や目的まで考えてもらいました。これまで浦幌町の方々からうかがった話からアイデアを膨らませる様子が見られ「浦幌町の食べ物を食べてみたい。でも、食の生産地だから、食べるだけでなく「食べられる」になるまでの過程が知りたい。」という提案が出ました。
また、浦幌町の自然について携帯電話で調べて、アイデアを出し合う場面もありました。
「ジュエリーアイスが見たい!」(浦幌町に行ったことがない大人は情報収集力にびっくり)
「浦幌の歴史について知りたいから博物館に行ってみたい」という希望もあがりました。
さらに、「写真だけではわからないリアルな体験をしたい」と発言する参加者もいて、デジタルネイティブ世代の彼ら彼女らもオンラインの限界をきちんと理解していることを大人側も再認識しました。
また、「8月にお世話になった方々に実際に会いたい」といった声も上がり、参加者たちが浦幌町の方々のメッセージをしっかり受け止めていることも感じられました。
こうした参加者の提案をうけて、現在、企画チームでは、①浦幌町の自然・歴史・食をテーマにした体験学習 ②浦幌町の方々と語り合い、地域の温かさを感じられるような場の提供を軸に3月の浦幌合宿の準備を進めています。
今後に向けて
回を重ねるごとに参加者が積極的に意見を述べ、主体的にこのプログラムに参加してくれているのを実感しています。加えて、今回、年上の参加者が年下の参加者へアドバイスをする場面もありました。オンラインという壁を超え、参加者同士のつながりがうまれています。
一方で、参加者からの発言にあったように、オンラインだけでは、限界があるのも事実です。3月の浦幌合宿では、浦幌町のみなさんとのリアルな出会いと体験学習を通して参加者のさらなる成長を後押しできるよう企画チームも邁進していきたいと思います。
*3月の浦幌合宿実施に向けてクラウドファンディングを実施中です。拡散・ご支援どうぞ宜しくお願い致します。