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みらいチャレンジプログラム鎌倉合宿を実施しました

鎌倉合宿 概要

■ 日 付: 2022年3月27日(日)~ 2022年3月28日(月)
■ 参加者: 中学2年~高校3年生
■ 形 式: 対面
■ ねらい: 1.参加者同士および大人との対面での関係性作り
       2.みらいチャレンジプログラム一年間のまとめと振り返り
■ 内 容: 
 【1日目】
       ・酪農に関するレクチャーやグループワーク
       ・浦幌の食材を使った夜ごはんづくり
       ・進路についての雑談
 【2日目】
       ・一年間の振り返りとアルバムづくり

 

合宿の様子

2回目の事後学習で参加者が出してくれた案をもとに浦幌で合宿を実施する予定でしたが、コロナの状況悪化により、動画コンテンツや浦幌の特産を活用して鎌倉での縮小開催となりました。

合宿の一日目では参加者たちが事後学習で希望した「酪農」をトピックにしたグループワークがありました。オンラインの時と違って時間に余裕もあり、みんなの顔が見えてしゃべりやすかったこともあってか、参加者たちの発表はいつもより内容の詰まって堂々としていました。また、質問タイムには参加者からのちょっとした質問がきっかけになって、そこからみんなで新しい議論を展開する場面もありました。

休憩時間ではみんなで浦幌の牛乳を含めた3種類の牛乳を飲み比べし、浦幌のお菓子を堪能しました。飲み比べでは参加者みんな浦幌牛乳を一番おいしいと言ってくれました。また、夜ごはんではペルーにルーツを持つ参加者たちに合わせてペルー料理をメニューにしましたが、参加者たちが事前にお母さんたちにポイントを聞いてきてくれて、作業工程を指示してくれたり味見をしてくれたりでとても頼もしかったです。「勉強」以外の面における参加者たちの個性が見られたのも今回の合宿の収穫の一つになりました。

夜ごはんのあとの雑談タイムでは、参加者のほうから進んで進路のことや大人/先輩への質問が出て、熱い話が絶えませんでした。私のちょっとした野望で、中高生にとってはまだ難しいかもと思いながら、進路選択する際の大きな悩みにもなりうる、「外国にルーツを持つこと」やアイデンティティについての話題を出しましたが、参加者はそれぞれ真剣に向き合ってくれました。

二日目は、みんなで今までのプログラムの録画をみながら、アルバムづくりと今年度の自分の振り返りや来年度に向けた目標を書きました。改めて私たちスタッフも参加者たちの成長の大きさ気づくことができました。

今後に向けて

多くの方たちに支えられながら助けられながら、初年度のみらいチャレンジプログラムは鎌倉合宿を持って無事終了となります。みらいチャレンジプログラムを企画した初心には、自分が受けてきた恩を少しでも後輩たちに渡せるようにとありますが、活動の広報や実施・クラウドファンディングにおいてはむしろもっと多くの恩を受けることになりました。そしてみらいチャレンジを通して、参加者に将来について考える際のヒントを提供できたことを感じると同時に、参加者たちの一生懸命さや成長から私たちもまた多くの気づきや刺激をもらいました。

22年度以降もみらいチャレンジプログラムは続きますが、もっと色々な方に応援してもらえるような、もっと多くの外国にルーツを持つ中高生に届けられるように、できることを続けて行きたいと思います。

報告:李澍