「みらいチャレンジプログラム」の第一回事後学習を実施しました
glolabは外国にルーツを持つ15歳から20歳の若者に向けて視野を広げる力をつけ、将来を考えることや新しいことにチャレンジすることができるプログラム「みらいチャレンジプログラム」を企画・実施しています。
このプログラムは、公益財団法人日本国際交流センターの「外国ルーツ青少年未来創造事業」連携事業である住友商事株式会社の社会貢献活動プログラム「100SEED」との協働の一環として、同社プロボノチームおよび一般社団法人十勝うらほろ樂舎や浦幌町の有志の方のご協力の下、実施しております。なお、当プログラムは公益財団法人電通育英会の助成を受けて実施しております。
今回はプログラムのひとつとして、オンライン合宿のあとに実施した事後学習についてご報告します。
「みらいチャレンジプログラム」第一回事後学習 概要
■ 日時:2021年10月3日(日)
■ 参加者:中学2年~高校3年生
■ 参加人数:6名(プログラム参加者 9名、内3名欠席)
■ 形式:オンライン
■ ねらい:
1. 目標に向かって継続的に行動できること。
2. 参加者同士の交流を図るとともに、話し合いを進める力を身に付けるけること
■ 内容:
・7月31日、8月1日に実施した合宿と10月までの活動の振り返り
・12月までの目標設定とこれからに向けた悩みの共有
事後学習の様子
今回の目的は、今年8月に実施した北海道北海道十勝郡浦幌町で働く方々と行いましたオンライン合宿の振り返りと、将来にむけて一歩踏み出すための行動目標作りでした。今回実施のみらいチャレンジプログラムは実に2か月ぶりの開催でしたが、それを感じさせないほどの良い雰囲気の中で行われました。
合宿後の自分たちの行動を報告するグループワークでは、参加者全員がそれぞれ合宿での学びを活かし、勉強や部活、進路に向けた情報収集を頑張っていることについて話してくれました。参加者たちが予想以上に前のめりだったので、本来話し合う予定だったので、「目標に向かって頑張ること」に加え、「一人ではできないこと」、「もっと知りたい、聞きたいこと」も併せてグループで話し合ってもらいました。これにより参加者たちのリアルな悩みを更に詳しく知ることができ、想像以上に深い話し合いをすることができました。
参加者主体のグループワーク
来年2022年3月に参加者たちは実際に浦幌町に行き、体験型合宿を行う予定です。それに向けて、参加者それぞれの自主性を高められるよう、また、参加者同士の会話が生まれやすい関係性を作れるように、今回から参加者が主体となってグループワークを進めていくようにしました。各グループについた大人に質問の仕方やまとめ方の助言をもらいながら、進行役をワークごとに交代し、参加者全員が話し合いの進行をする役割を体験しました。参加者たちは発表を重ねるごとに緊張がほぐれ、表情が明るくなってくるのが見て取れました。「自分たちで話し合いを動かすのが楽しかった」との感想もあり、今後もっと参加者たちが主体的に場を動かせるようプログラムを設計出来ればと考えています。
新型コロナウイルス感染症防止の観点から、オンラインでの対応を続けている「みらいチャレンジプログラム」ですが、参加者は毎回真摯にプログラム内容に向き合ってくれています。大きな成長を見せてくれる参加してくれている全員に、早く実際に会えることを願うばかりです。
次回は事後学習第二回目。参加者たちの「知りたい」「聞きたい」により答えていけるように、私たち企画スタッフもレベルアップして行きます!
報告執筆:李 澍